うちに入門する人の99%は、はじめて剣舞を習いに来る人です。
ソードダンスのレッスン感覚で見学に来る人も多くいらっしゃいます。
実はそんな人の方が長くお稽古を続けることができるのです。
家の子に生まれた私ですら、稽古というだけで何だか少し厳しいイメージが湧きます。
けど、楽しくなければ続かないというのが人間の本性でしょう。
たまに厳しいときがあってもいいけど、基本的には楽しくできるほうがゼッタイ続くのです。
最初から自分のハードルを高く設定しすぎて、伝統芸能の稽古をはじめようと思っていると礼節を重んじるべきだという変な暗示がかかります。
その状態だと稽古の厳しいところが目につきます。
一方で最初から自分のハードルを ぐーん と下げてレッスン感覚ではじめようとすると楽しそうなところが目につきます。
このくらい多めに見てよというくらいの感覚の方が、和気あいあいと楽しく続けられます。