お稽古を1年間続けていただくと雅号という芸名が流派から授与されます。
入門すると生徒さん同士は苗字で呼び合いますが、雅号を授与された後はお互いを雅号で呼び合うことになっています。
雅号にもランクがあり、1年目の最初の雅号【峰】から【芳】、【宝】、【萠】、【鳳】5段階の昇段があり最終的には師範の雅号である【凰】を取得する流れになっています。
基本的には自分の名前から1文字、各段位の漢字を合わせて雅号とします。
例えば、花子さんであれば、自分の名前である花と峰を合わせて花峰(かほう)さんという雅号になります。
下の名前は各段に変化していきますが、苗字はご自身の名前をそのまま使っていただくことになります。
舞台や発表会に出るとき、プログラムに掲載される名前が雅号になったり、出番前にアナウンスされる名前が雅号になったりと、本名ではなく舞台に挑む名前を見聞きすると緊張感が高まります。