1回あたりのお稽古で注意が多いと上達しそうに思えるかもしれませんが、実は逆効果です。
師範は個々の進度を見ながら、そのレベルに合わせた改善点やポイントを指導します。
例えば、今のレベルでは動いた後にフラフラしないでピタッと止まれるようにしましょうという現状1番重要な指摘を受けた後に、扇子も曲がらないように、歩くときには構えの手を動かないように、もっと強弱をつけて、なめらかに、動き出しはゆっくりで、、、
こんなに色々と注意されたらどこが1番重要なのか分からなくなってしまいます。
30分のお稽古の中で3つ理解して帰ることができたら上出来です。
次のお稽古でその理解を頭の中だけでなく体で表現することができれば上達につながります。
長々、お稽古して何も消化できないまま終わってしまったということがないように、ポイントを絞ってお稽古してきますので、誰でも必ず上達します。