詩吟は吟詠とも言われ漢詩や和歌に節という独特なリズムをつけて詠う日本の伝統芸能です。漢詩は武士が自らの志を書き残したものが多いため、重厚感のある声で勇ましく詠うところが詩吟の特徴です。近年は他の音楽同様に音程やリズム重視になりつつありますが、江戸時代の発祥から長らくは、熱吟と言われる感情を全面に押し出す吟法が主流でした。
男性は紋付き袴の和装が基調ですが、剣舞や詩舞と違い女性は着物姿で舞台に立つことが正装です。