詩舞は詩吟に合わせて日本刀を用いずに扇子のみで舞う芸能です。四季折々の風景や故郷の思い出を回想する詩など、心のうちを表現します。迫力ある剣舞とは対照的に優雅でやわらかい動きが特徴ですが、あくまでも武士の心情を表現する芸能になるので女形はありません。衣装も紋付き袴を基本として、振付も凛々しいものになっております。
代表的な作品は徳川斉昭 作「弘道館に梅花を賞す」、良寛 作「余生」、新島襄 作「寒梅」
など