ほとんどの人が社会人になってから始めています。

流派の師範となっている70歳以上の先生方も40代からはじめられたそうです。

40歳からはじめて50歳で師範となって、自分の教室を持って同じ趣味の仲間を増やして今の楽しそうに毎日過ごしています。

もちろん、定年後に始められる方もいらっしゃるので私共の会にも70代でまだ歴としては3年くらいですが、元気に舞台に立っています。

舞は詩の心を表現する芸能です。

スポーツではないので、年齢は関係ないです。

むしろ、年齢や経験を重ねていることで表現に深みが出ますので、舞台で印象的な舞を披露することができます。

舞の題材の1つに和歌・幾山河というものがあります。

「幾山川越えさり行かばさびしさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく」

この作品を舞うときにも、いくらか人生経験を積んだ方が舞われる方が詩のイメージに大分近いものになります。

始める年齢よりも、舞を通じて何を伝えたいかという気持ちの方が重要です。